観葉植物 育て方

TOP

黒松(クロマツ)の育て方|観葉植物Dictionary


黒松(クロマツ)

基本情報

学名:Pinus thunbergii

科名:マツ科

属名:クロマツ属

常緑針葉樹

私の難易度?★★

育てる環境や水やり

:日当たりの良い戸外を好みます。半日陰な場所でも環境により育ちます。

温度:越冬温度0℃位。終日、マイナスにならなければ、基本的に育ちます。

:水切れや乾燥に弱い。土の表面が乾いたら、たっぷり与えて下さい。

肥料: 4〜9月頃

特徴や育て方など

日本で昔から親しまれている樹木の黒松(クロマツ)です。生長が早めな樹木です。萌芽力もあり、土壌に対する適応性も高い樹木です。クロマツは男松とも呼ばれており、葉は鉢状で、古木になりますと、幹肌は、亀甲形に割れて、風格がただよいます。松は、長寿を象徴する樹として有名で、縁起が良い木とされています。「松竹梅」という言葉があることでもわかるように、慶事・吉祥の象徴で、お祝い事でも利用されますし、明確な優劣があるわけでは、本来ないのですが、等級付けとして、「松」が一番良く、次いで、竹、梅という順番で扱われることもあります。

黒松といえば、「松ぼっくり」でも有名ですよね。「松ぼっくり」は、黒松の球果になります。日本では、本州、四国、九州に分布しますが、北海道の海岸沿いなどにも植林されていたりします。黒松は、潮風に対する抵抗性も強く、汚染のも強いため、防風林としてや街路樹などとしても利用されます。

黒松(クロマツ)

もちろん庭木としてや盆栽としても人気がある樹木です。黒松は、春頃の5月初旬頃に、新芽「一番芽」が伸びてきます。盆栽として楽しむ場合には、その新芽を、6月中旬〜7月上旬頃に、元の部分から切り取ることを「芽切り」といいます。「芽切り」を行った部分から、再度、新しく新芽「二番芽」を芽吹かせます。「二番芽」は、「芽切り」を行った後の芽ですから、冬に入る前までしか生長できないため、短い葉になります。このようにすることで、芽が短い盆栽を楽しむことができます。もし、剪定を行いたい場合には、10月中旬〜11月上旬頃に行います。お正月などに門松とともに、おめでたい黒松を飾ってみてはいかがでしょうか?


解説

温度・・・越冬するための最低必要な温度

10℃以上の場所を好む=「寒さに弱い植物」であることになります。冬場、注意が必要です!!

5℃〜10℃の場所を好む=「室内であれば、ある程度の場所はOK!?」

0℃以下にならなければ良い=「観葉植物の中でも、寒さに強い植物」の意味でもあります。


難易度・・・★が多いほど、管理が難かしい。

  ★は、5個が最高


光・置き場所・・・飾る場所の参考に

明るい場所を好む植物: 窓際の明るい場所でレースのカーテンごし(直射日光を好みます。)

半日陰でも良い植物: 日中、電灯をつけないでも新聞が読めるくらいの明るさ

日陰でも強い植物: 直射日光は嫌ったりしますが、明るいにこしたことはありません。暗めの場所でもOKです。