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土の塊と地面に無数の穴が!ミミズの糞塚、糞対策|育て方 Q&A


育て方 Q&A


地面の穴(ビーズのような土の塊が穴の回りにたくさん) 投稿者:みかんの妖精 投稿日:2015/03/22(Sun) 08:21

冬に、花壇畑つきの中古住宅に越してきて、はじめての春です。庭がとても楽しみです。 昨日から地面に無数の穴が開きました。 蟻ほどの小さな穴で、ビーズのような土の塊が、穴の回りにたくさん盛られてます。

これはやはり蟻の穴なんでしょうか?いきなり大量の穴、早急に対応したほうがいいですか?


Re: 地面の穴(ビーズのような土の塊が穴の回りにたくさん 投稿者:ばんざいうさぎ 投稿日:2015/03/22(Sun) 20:59

画像が無いのであくまでも候補ですが・・・。 アリの場合巣を作る時に運び出す土はほとんどが土粒や砂粒で土の塊状のはあまり運び出しません。荒い砂粒(微小な石粒)であれば運び出す事もあるでしょうが、指でつまんで潰せる様ならアリの巣では無いと思います。

1センチくらいの小さな蜂で(種類は不明)、川砂の多めな地面に穴を空けて出入りしているのも時々見かけますが、穴の周りに土の塊を沢山盛っているのは見たことがありません。

私がもしかすると思っているのはミミズです。ミミズは夜の間に地面から出てきて、地中で食べた土からの未消化物であるフンを地面の上にします。大抵穴の周りにぽろぽろと丸っぽい状態で積み上げていきます。ミミズにはいろいろな種類があり大きさ長さも違いますが、種類によっては明確な粒にならず全体が水分が多そうなのが積まれて乾燥時に一体化してしまう物もありますが、種類によってはちょっと粒っぽい物も。

もしかすると穴を良く見る場所は、そんなに日当たりの良い方では無いのではないですか?ミミズは日当たり良く土が乾きやすい所にはあまりいませんが、半日陰やずっと日陰になるような場所の適度に土が湿っている所を好みます。土を掘って見ると割にミミズが多く出てくる様でしたら穴を空けたのはミミズかも。

ミミズは園芸にとても役に立つ生き物です。ミミズの種類にもよりますが、ミミズが多く居る土は肥えた良い土であることが多いです。特にミミズのフンと言うのが優れた堆肥代わりに成るもので、園芸店でミミズ養殖で採れたフンを製品で売っているくらいです。ミミズは地表の植物の枯れた物(落ち葉や草の枯れた部分、地中にある枯れたり腐った根っこ(生きている根は食べません)を食べて分解し、地中に居る有用微細昆虫やバクテリアが食べやすい大きさに砕いてくれます。有用微細昆虫やバクテリアの豊富な土は団粒構造になり植物の生育にとても良いのでミミズのフンが良い資材とされるんですよ。

もちろん他の生き物が空けた可能性もあります。オケラなど結構地中と地上を行き来する昆虫は多いです。私の知らない昆虫などが冬の間土の中に居て春一斉に羽化して出て来た可能性もあります。でも、はっきりと原因が知りたいのならやはり実物の画像が無い事には解決は難しそうですね・・・。

Re^2: 地面の穴(ビーズのような土の塊が穴の回りにたくさん 投稿者:みかんの妖精 投稿日:2015/03/23(Mon) 20:46

ありがとうございます!ミミズだと嬉しいです!たまにミミズ出てきます。落ち葉もたくさんあるので、有機質の多い土にできるとよいのですが。 日当たりはかなり良いとおもいます。遮るものは何もありません。

ただすぐちかくを子供が掘り返したら、大量に蟻が出てきました…。カナブンみたいな?白い幼虫のミニサイズもいたみたいです。 虫がいるのは構いませんが、たくさんいすぎるのは問題ですね(+_+)

新しい環境なので何があるかよく分かりませんが、楽しみたいと思います!


Re^3: 地面の穴(ビーズのような土の塊が穴の回りにたくさん 投稿者:ばんざいうさぎ 投稿日:2015/03/24(Tue) 02:50

落ち葉が多いなら、すぐ何か植え付ける場所の土には混ぜられませんがとりあえずまだ半年は何も植える予定が無い場所であれば今から漉き込んでおくと半年もすれば土に還ってくれますよ。広く耕す予定はないなら、落ち葉をかき集めておいて庭の隅にでも穴を掘って埋めておけば良く、後で土に還ったのを掘りかえして植物を植え所に足してあげると良いです。
ただ、すぐ植え付ける場所に漉き込んでしまうと分解途中で熱やガスが発生し植えてある植物の根を痛めてしまうので漉き込まないでくださいね。

アリについては、うちでは薬が染み込ませてある餌を巣に持ち帰る駆除剤を使っています。2種類のアリに対応し餌も2種類容器にセットしてあり、アリが出入りできる小さなケースを地面に置いておくタイプが薬局やホームセンターにあります。巣の近くにそれを置いておけば数が減ってくれます。お子さんには容器にイタズラをしない様にと言い聞かせておいて下さいね。巣に直接ノズルを突き刺して薬剤を噴射するタイプもあります。食べる植物を植えないのなら、薬剤が土内に残っても問題はないと思います。

私の今の家に植えてある植物は園芸化されていない、アリと共存関係にあるものも多く、ここの環境に合い沢山の品種を集めているニオイスミレなどには大切な存在。人が種子を採って蒔くのよりもアリが運んだ種子の方が発芽しやすく、それを見つけては拾ってビニールポットに移植し育苗します。芽生えた場所こそが生育に最適なので残しておくと早くに群生になりやすいです。元農家の家なので敷地も広くあまり気にしすぎると対処も大変なので、アリの巣が増えすぎてきたなと感じたら巣の傍に置いておきます。

他の害虫については庭に植物を植えていくうちに家の周りに緑が多ければテントウムシやカマキリなど害虫を食べてくれる虫も飛んできて住み着いてくれると思いますし、スズメなどの野鳥が来てくれると結構助かりますが、図々しく騒がしいうえに花を食べてしまうヒヨドリやハトなど害鳥になる種類もおり、長距離を飛んでくる渡り鳥が来てしまうと鳥インフルエンザなども気になりますのでバードテーブル設置など餌を置いて寄せる事まではしない方が良いです。

でも植物には悪さをせず人を怖がらず(人懐こいのも居る)一年中地元だけで暮らすシジュウカラなどが近くに居る様なら、庭に大きな花を咲かせるヒマワリを何本か植えておくと、種子が出来れば食べに通ってきてくれます。姿と仕草が可愛いのでお子さんと一緒に優しく見守ってあげれば場所に馴染んでくれて、沢山卵を産む鳥なので子育て時期には結構多くの害虫を取ってくれます。庭に大きな素焼きの植木鉢を伏せて置いておくと、人の住む近くは外敵が近寄らず安全な事を知っていて中に巣を作って子育てすることも。

場所に余裕があれば庭にモルタルの捏ね箱などを上手に利用して小規模なビオトープを作ったり(水にはボウフラ防止にメダカや金魚などを必ず飼う事)メダカ鉢などを置くとトンボやカエルが寄ってきてくれうまくいけば夏の蚊の発生が少なくなることもありますよ。

カナブンの幼虫みたいなのはコガネムシの幼虫ですね。それが居ると植えてある植物の根を食べてしまい植物が弱り枯れるので、何かを植えるところだけでも広めに出来るだけ取り除くと良いです。何年か掘りかえされていなかった場所に割と多く居て、私の経験では借家の庭が前住者に全て芝生張りにされていたので土ごと掘りかえして乾燥させ、芝生の根から出来る限り土を落としていたら、6畳ほどの狭い範囲なのに200匹以上が転げ出て来ました・・・。

とりあえず近くのコンクリート敷きの所に集めておいて後で捨てようと思っていたら、ちょうどスズメの育児期間で親スズメがそれを見つけ何度も何度も通っては口いっぱいに咥えて全てもっていってくれました。親鳥はその日だけ苦労せず沢山の餌が得られ、ヒナたちは美味しいごちそうをお腹一杯食べられて満足出来たのがスズメなりに嬉しかったのか3年後の同じ時期に私が庭でしゃがんで土いじりをしていると、なんとスズメが1mちょっとの所まで寄ってきて、じっとこちらを見て待っているんです!おねだりに来るなんてスズメって案外記憶力が良いんですね。「今日は虫は出てこないんだよ」と話しかけても解るわけがなく、しばらく近くをウロウロしていましたが諦めて飛んで行きました。

土から茶色っぽい成虫が出てきたら(もしかすると当地とは違う種類かも)飛ぶ前に見つけ次第補殺した方が良いです。コガネムシが成虫になってしまうと好んで食べる生き物があまりいないので放っておくとまた土に卵を産まれてしまいます。一度しっかりと駆除ができれば以降は発生もそれほど酷くなく済み、土質によってはほぼ絶滅出来る様です。私の場合は当時結婚直後に大病をした後だったので、運動と普通生活へのリハビリを兼ねて時間をかけ手で丁寧に取り除く事が可能でしたが(以降は滅多に幼虫は出ませんでした)、お子さんが居て自由な時間が少ない方は難しいでしょうね・・・。薬剤を撒くのでも駆除は可能です。でもお子さんが居て花を栽培するのに薬剤はあまり使いたくないかも・・・。


駆除しないと年々増えていくばかりで植物への害も酷くなるばかりなので、出来る限りで構いませんから幼虫は見つけたら殺処分するのが良いですよ。本州だと周りに家が少ない所でミミズやコガネムシの幼虫が沢山居ると、モグラが来て土の中から植物の根が切られてしまう事があり、運悪くその穴にネズミが住み着けば更に地上部分までも荒らされてしまいます・・・。

新規の庭作りはいろいろ大変ですが、土はよさそうなのでその分苦労はそれほど無いと思います。すぐ多年草も植えられると思います。私の場合川の近くで赤錆色の川砂が多い土は花を植えてもすぐ枯れてしまうという「とんでもなく悪い土」だったので作り変えるのにとても苦労しました。土壌改良と花を楽しむのが同時進行だったので、その間は一年草しか植えられません。幸い主人の仕事先から安く買えた良質な「針葉樹バークだけの堆肥」を3年間入れ続けると好転してきて多年草も植えられるように、それ以降は自家製コンポスト堆肥を作り毎年混ぜて地力を維持しました。おかげでとても良質な土に変わり、山に居る種類の大きいけど短めで太った、土から掘り出せばピチピチと元気に撥ねるミミズ(バーク堆肥に卵が混じっていたのでしょう)も住み着くように。近所中が川砂土だったので羨ましがられるほどの土に成り花も綺麗に咲きました。

5年経ってようやく庭が形になりだしたのに主人の父が亡くなり隣街の実家へ引っ越す事になった時は、苦労して作り変えた土も持ってきたかったほど・・・。幸い近場だったので全種類の植物と(数の半分は近所の親しい方に配った)、出来上がっていた堆肥はもってきました。

今の場所は元湿地で当時育てていた植物には向かず、持ってきたものの多くが数年で消えてしまいました(今あるのは元々義親が植えていたり、新たに買った物)。向こうだと植えても増えずどうにか枯れず生き永らえているだけだったクリスマスローズなど、こちらの土質・環境だからこそ良く育ち殖えてくれた物もありますが、当時のあの家で咲いていた乾燥気味を好む庭の花たちが恋しくなる時もありますよ。


Re^2: 地面の穴(ビーズのような土の塊が穴の回りにたくさん 投稿者:ハッピー 投稿日:2015/03/23(Mon) 22:51

おそらくですが、ミミズの糞塚の可能性もあります。ミミズの糞土は、黄金の土とも言われ土壌を改良してくれますが、芝生を植えている庭などでは、生息孔に糞塚を形成し、美観を損ねたりすることがあります。ミミズは夜間に活動し、地表に出た際に、糞を排出して、土壌の上部に糞塚を形成します。 時期としては、春先から梅雨時期にかけてと、秋に多いです。 その時期にアストロ乳剤を散布することで予防ができます。


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