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スノードロップが咲かない|育て方 Q&A


スノードロップ

育て方 Q&A


スノードロップが咲きません 投稿者:団地の花咲爺 投稿日:2014/11/04(Tue) 19:33

八王子市内の団地に住んでいます。もう4〜5年前になりますが、スイセンに似た球根を数十個を入手したので、どうやらスノードロップらしいと突き止め、地植にしました。 しかし、毎年いまごろになると元気に葉を出してくるのですが、一度も花をつけません。

団地は元が丘陵地で建設に伴いガラなども多く、土は悪かったのですが、完全に耕し落ち葉や腐葉土も混ぜて、それなりに柔らかく良好になっていると思います。ただし、「思う」だけで科学的に酸度などが生育環境が良好なのかはわかりません。

一方、同じように耕したところにチューリップ、スイセン、ヒマワリ、アジサイ等を植えたら、勢いよく咲いてくれました。
冬はしっかり寒さにあたりますし、日当たりは良好です。

水やりは、夏の猛暑時は週一ペースで撒いたりしますが、基本的に雨のみです。掘り起こしたところ、ぎゅうぎゅうに密になっているわけではありません。なにか、改善すべき点があれば教えていただきたいのですが。


Re: スノードロップが咲きません 投稿者:ばんざいうさぎ 投稿日:2014/11/05(Wed) 10:48

「植えてから一回も花を見たことが無い」と言うことでしょうか?
この類は球根を植え付ける方法を間違えると、なかなか花が咲かない様に感じます。特に、よく分球するのであれば適切な深さに植えられていない可能性があります。

購入物の球根が充分に肥培されたものなら適切な深さで、株間を充分取って植えてあれば結構咲くようですが今回名無しで入手したとのことで、どなたからの頂ものではありませんか?だとすれば球根自体が元々十分な大きさに育っていなかった可能性もあるかもと感じます。

もしそれが4〜5年植え替えせずに経っていれば、やはり株間が近すぎなのだと思います。いつまで経っても咲かない可能性があります。 人が見て特にぎゅうぎゅうに密になっていないと感じても、あまり園芸化の進んでいないこの類の植物にとっては、お互いが近すぎゆったり育たないのだと感じます。

原産地で自生してる姿は群生と呼ばれてもそれは人の視界に入る広範囲に生えている状態を指し、株間は人が植える間隔の数倍も広く点在し生えてますから。

本当は今年の植え付け時期に適切な深さで十分な株間をあけて植え付けてあれば運が良ければ来春、遅くとも再来年くらいには咲いてくれたと思いますが、今時期もう地中では新しい根が出ているので植え替えにはもうすでに遅いですね。もっと早くにご質問を投稿してくださればよかったです・・・。来年は必ず適期に堀上げ、球根を乾燥させずにすぐに隣り同志を広めに離して植え付けることをお勧めいたします。広めに植えればいずれ花が咲き、そのまま数年おいても影響はない事でしょう。

スノードロップの様な早春の林床などで、他の植物よりもいち早く花を咲かせる特徴のある物を「スプリングエフェメラル」と呼びます。日本だとフクジュソウなどがそうです。この花たちは科や種類が違っても似た性質を持つ物が多いです。詳しくはこの名前で検索なさってみて下さいね。栽培のヒントになる情報があるはずです。

アリ

これらは本来は野生下だと分球ではあまり増えず、ほとんどが種子で増えていき(種子をアリに運んで貰い親株から離れた別場所に生えようとする性質の為)、その方が球根も自ら好む深さで球根を太らせるので一株一株がとても育ちが良く花もちゃんと咲きます(ただし分球することはほとんどない)、人間の栽培下で人に植え付けられると本来好む深さと違えば今回の様に分球しはじめていつまでも花が見られなくなる事もよくあるようです。私もシラー・カンパニュラーを植えて数年後掘り上げたら無数の小さな球根に分球されてしまっていた経験があります。

スノードロップ

スノードロップでは無いのですが、ほとんど同じ環境で同じ育ち方をするものを我が家では何種類も、自生に近い環境である我が家の敷地の小さな林の中に植えています。毎年種子が沢山できて翌春には糸の様な芽がびっしりと発芽し(アリが運びきれずに親株近くで発芽した物)、そのままにしておくと年々弱い物が淘汰され5年ほど経てば適度な株間で花が咲いています。親株に近いものほど早くに枯れますから、自らが好む株間があると言うのが分ります。

スプリングエフェメラルは初夏に入れば地上部が枯れて休眠します。これは夏の暑さを避けるためなので、この類の植物は夏場は早春は直射日光が当たり夏は半日陰になる環境を好みますが(なので広葉落葉樹林の林床に生えることが多い)植えた場所の日当たりはいかがでしょうか?
  

勢いよく咲いてくれたという植物はほとんどが日当たりを好むものなのが気になります・・・。暑さが苦手なので土にガラが多ければ夏場の地中も本来よりも暑めかも。水はけが自生地の土と比べ少しでも良い土も好みません。

もしできれば植える場所だけでもガラが含まれる土は全て取り除いて保水性の良い土に入れ替えたり日当たりなどの環境を変えるか、植え場所を違う所に変えた方が良いかもしれません。もし植木があれば植木の根元など夏涼しい場所に移した方が良いかも。それと周りにイネ科雑草などあるのも好みません。できるだけ周りには植物をはやさない様にこまめに抜いて下さい。

シャクナゲ

我が家ではスプリングエフェメラルのアリが運んでいった種子は大抵生垣の影やシャクナゲやツツジの様な植木の下で芽生えて人知れず数年間球根が育ち、花が咲いてからようやくそこに生えていた事に気が付きます。もちろん一本で生えて育っています。

その場所に生えているのが私にとって不都合な時は休眠時に掘りますが(お隣と我が家共用の生垣のお隣敷地側に生えてしまった物など。お互いが行き来できる出入り口付近に親株を植えているので大抵その近くに生え、もちろんお隣に許可をいただきます)生垣にとまる小鳥のフンが最適な量の養分になっている様で購入物と同じくらい球根が大きくなっており、自ら場所を選んで生え育ったものは特に育ちが良いなと感じます。

水仙

水仙やチューリップ(ちなみにチューリップも本来はスプリングエフェメラルです。園芸化されましたが品種によっては影響が出やすく本州で植えっぱなしにすると年々弱るのはこのため)など人に改良されたものと違い、野生の姿に近いものほど人が栽培すると気難しくなることは多いです。特に本来の自生地とかなり気候の違う本州の関東などだとなおさらなのかもしれません。

こちらは北海道と言う事もあり野山の林に生えている物もスプリングエフェメラルは多いですし環境が合っているので、植え方が適切で定着してくれ花さえ咲けば、外国種でも簡単に種子で沢山ふえてくれるようです。

水仙

札幌の某所で昔、当時は日本で一般に売られておらず名前も知りませんでしたが後に外国産のシラー・シビリカと分った、真っ青な花色の大群生があり毎年満開時に見に行くのを楽しみにしていました。大昔に栽培試験で輸入されたのが目的に見合わず放置され野生化していた様です(そこでは当時日本でほとんど知られていなかった沢山の種類の植物が敷地のあちこちで群生していました)。今はその場所には大きな建物が建ってしまい大群生は失われましたが、おそらく何十年もかけて(その場所の特性上古ければ100年くらい)増えていった物でしょう。建物が建った時は本当にがっかりしましたが、その青い絨毯の様な満開の様子が忘れられず、自分の家の小さな林にようやく日本で販売され出した球根を植えて20年近く、ようやく小群生と呼べるくらいには増えてくれましたよ。


Re: スノードロップが咲きません 投稿者:ふら 投稿日:2014/11/05(Wed) 11:53

まずその球根は、本当にスノードロップのものかという疑問がありますね。市販されている球根はいろいろな系統のものが混ざっているようで、かなり早咲きのものもあります。 しかし早咲きの系統でも、関東で11月ごろに葉を出すものはあまり見たことがありません。 スノードロップなら、意外と密植にも耐えるのですが・・・

アジサイ

次に肥料はどうしているでしょうか。球根や茎葉に十分な養分を貯えているチューリップやアジサイなら、肥料なしでもきれいに咲くかもしれません。 しかし消耗した球根を植え付けた場合は花が咲かないこともあるでしょう。 なお落ち葉や腐葉土は土壌改良材というべきもので、肥料効果はさほど期待できません。 別途、肥料を与える必要があります。


Re^2: スノードロップが咲きません 投稿者:団地の花咲爺 投稿日:2014/11/05(Wed) 17:18

さっそく、非常にこまかく、丁寧なアドバイスをありがとうございます。ネット等で調べたら、割と簡単に栽培できるとの解説だったのですが、やはり植物は気難しいときは気難しいようですね。当の球根にしてみれば、「なんでこんなところ(こんな環境に)植えたんだよ。グレちゃうぞ!!」ってなもんでしょうか。本心を言えば、よく御存じの皆様に見てもらい、教えていただきながら植え直したいところです。

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