10年程の夾竹桃の鉢植え、葉が黄色く｜育て方 Ｑ＆Ａ

育て方 Q&A

初めまして。我が家には尺鉢大の植木鉢に夾竹桃が植えてあります。植えて10年程です。中庭の北側にある（あまり日当たりはよくありません）一本が気づいたら葉が黄色くなり落ちてきます。又、雨が降ると水がたまり抜けなくなるようになりました。もう一本は大丈夫ですが、両鉢とも葉数が少ないようです。 原因は何でしょうか？

前回植え替えてから（鉢増ししてから）どのくらい経っているのでしょうか？

根詰まりでガチガチに細根が詰まりすぎている可能性があるのでは・・・。そのままにしておいては除々に枯れて行く可能性がありますが、あまりに根がみっしり詰まりすぎていれば植え替え時に根をほぐす事も大変でしょうし、根痛みが酷くなりすぎて植え替え後不調に陥る可能性も出てきます・・・。

もし、何年も植えっぱなしであるなら秋にでも大きな鉢に新しい土を足して植え替えれば不調も解消できる可能性もありますが（根は必ずある程度までほぐして広げる）、細根をかなり傷める事になるでしょうからリスクも高い事は覚悟しておいて下さい。もし後に弱って枯れてしまった時の保険として、今からでも何本かの枝から挿し木苗を作っておき新たな鉢植えとして育てて行く（将来はそちらを後継にする）ことをお勧めします。

また、キョウチクトウは全体が猛毒ですから、作業の時には必ず厚手のゴム手袋使用のうえ使用後のゴム手袋は廃棄するかよく洗浄すること、

植え替えや挿し木作業で出た切れた根や枝の残りと古い土（毒性は植えている周囲の土にまで及ぶそうです）は放置せず土に深かめの穴を掘って埋めて１年以上置いて分解を促すか、はみ出ない様に何枚もの新聞紙などに包んでから燃えるゴミとして収集日にお出しください

（土の処理は地域の担当部署に問い合わせの事。回収に出すならその際にキョウチクトウを植えていた毒性が含まれる土である事、毒性が１年間は抜けない事を知らせること。これは地域によっては堆肥の原料や再生土として使いまわす可能性があるため）

樹液で皮膚がかぶれるなどはないのでしょうが、樹液の成分が少しでも傷や粘膜（目や口の中）に入れば健康被害が起こる可能性があります。（アウトドアでバーベキューの串の代用や、箸の代用として使用してしまい、中毒を起こして死者が出る事もあるそうです）

もし植え替えて２年以内くらいで、土の水はけが元々良くなかったとか植え痛みの可能性は無いのなら、私にはこれといった原因が思い付きません。最近置き場所を変えたとか前年と違う事はなかったですか？

これは根詰まりと呼ばれているもので、根が鉢の内側でぐるぐる回っていっぱいになっているのです。こうなると肥料や水が吸収できなくなり株が衰弱して最後には枯れてしまいます。

春先に植え替えすると回復しますが時期がちょっと遅いです、けれど来年まで待つより今やった方がいいでしょう、鉢から抜けないかも知れないのでその場合は鉢を割るかプラ鉢ではノコギリで切って出します。根が出たら周囲の根のかたまりはハサミで切り取って根鉢を一回り小さくして新しい鉢に入れ、隙間に新しい土を入れてやります。イメージが浮かばなければ「盆栽　植え替え」などでネット検索してもらえば写真や動画もヒットすると思います。

群馬の山さん様、ばんざいうさぎ様

お返事ありがとうございます。ここ数日眺めておりますが、日々葉が黄色くなり先端に僅かに残るのみとなりました。又、相変わらず雨が降る度に水が鉢にたまります。お二人のおっしゃる通り根詰まりだと思いました。 多分、このままだと根腐れを起こすのでは？と心配しています。 枝も伸び放題になっており、手入れをしていなかった事を反省中です。

鉢があまりにも大きく、自分では植え替えは無理なので業者の方に、相談して植え替えを検討したいと思います。ありがとうございました。

解説