|  | 発生しやすい時期 | 症状 | 駆除方法 | 
   
  | アブラムシ | 2〜10月頃 | 種類が多く、枝幹に卵を産みつけ越冬する。5月や9月頃に、飛来し、卵を産みつける。 
 ★新芽、葉の裏、茎(枝)等によくつくすごく小さい虫で、いろんな色がある。植物から汁を吸うため、植物の生育が悪くなったり、葉が縮れたり、ウイルス病やすす病などを感染したりする。
 | ★初期の段階であれば「歯ブラシ」等でこすり落とせば取れます。 ★薬剤には弱いため、発生のたびに散布する。
 ★マラソン、除虫菊乳剤、DDVP等の乳剤
 ★防除法として、月1回程度で、オルトラン粒剤をまく。
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  | ハダニ (アカダニ)
 | 5〜10月頃 | あしが8脚で、本当に小さいクモに似た虫で、クモのように糸を張ったりもする。 
 ★葉の裏などにつき、葉っぱや茎などから汁を吸うため植物の生育を阻害する。
 葉っぱの裏が白い小さい点点がつく。
 | ★高温乾燥を好み、多湿を嫌うため、葉水をたびたび与えていると予防できる。 ★ケルセン、ESP、ニッソラン、モレスタン等の殺ダニ剤等を使う。
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  | スリップス | 4月〜秋頃 | 黄色や黒っぽい1.5mm程度の細長い害虫。 
 ★花の被害が多い。葉の裏や花弁等から汁を吸う。高温乾燥を好み、ウイルス病を伝染したりする。
 | ★葉水を与えることで予防可能。 ★株元に「敷きわら」をすることでも予防できる。
 ★オルトラン水和剤等
 
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  | コナジラミ | 5〜10月 | 花物につくことが多く、「ホワイトフライ」とも呼ばれ、1mm位の白い虫。 
 ★葉の裏などにつき、汁を吸うため植物の生育を阻害したりする。卵により増えつづける。
 ★すす病の原因も引き起こす。
 | ★スミチオン、アリテック、スプラサイド乳剤などを葉っぱの裏側に散布する。 | 
   
  | グンバイムシ |  | ★3mm位の黒っぽく透明な虫。羽があり小さいハエのようにも見える。 
 ★葉っぱに寄生し、葉の裏側は糞により、黒っぽくなり、また、葉っぱはかすれた状態になる。
 | ★オルトラン水和剤、マラソン乳剤などを葉の裏側に散布する。 | 
   
  | 灰色かび病 | 3〜12月 | つぼみや花、葉っぱなどに発生し、灰色のカビを多量に形成します。風通しの悪い場所や低温多湿な場所などで、多発します。 | ★カビがついた部分は、取り除いてください。 ★株を清潔に保ち、風通しの良い場所に置くようにする。
 ★ポリオキシン水和剤など
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  | ハモグリバエ | 1年中 | 小さなハエやガの幼虫で、葉っぱの中にもぐってしまい、トンネル状に葉っぱを食害してしまいます。 | ★オルトラン粒剤やマラソン乳剤 | 
   
  | うどんこ病 | 5〜10月 | 花や葉っぱ、新芽などに、菌糸と胞子で白い粉をまぶしたようになります。 植物自体は枯れたりすることは、少ないですが、その部分は、縮れてしまったり、枯れたりすることはあります。
 
 ★植物にチッソ分が多く含まれ弱った時に多く発生するため、チッソ分は控えめにします。
 | ★冬場の石灰硫黄合剤 ★カラセン水和剤、ベノミル剤など
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  | イモムシ、 毛虫類
 
 |  | やわらかい花や葉っぱなどを食害します。 大きくなってしまうと、薬剤の抵抗力がついてしまいますので、小さい内に駆除します。
 | ★スミチオン乳剤、アリテック乳剤など | 
   
  | 黒点(斑)病 | 5〜10月頃 | 葉っぱに大小の斑点ができる。 | ★初期の段階で、ベンレート、ダコニールなどを散布する。 | 
   
  | オオスカシバ | 年に2〜3回 | 尾の部分に突起があるのでわかると思います。クチナシの被害が多いです。葉やつぼみなどを食害して丸坊主にしたりします。 | ★デプレックス、スミチオン乳剤など | 
   
  | ウイルス病 |  | 葉っぱ等にモザイク状の斑点などが出て、縮れたりしてしまう。枯れはしませんが、生長が悪くなってしまいます。 高温乾燥時に発生したりする。
 | ★発見次第、すぐ除去する。 ★アブラムシを予防したり、駆除したりする。
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  | ハマキムシ | 1年中 | ハマキガともいい、30mm、緑色位で、葉をまいたりします。 | ★葉をまいてからだと効果があまりないので、まいてしまう前に、スミチオン乳剤などを散布する。 | 
   
  | ヨトウムシ | 1年中 | 葉っぱを食害します。名前の通り、夜に活動しますので、昼間は見つけにくいです。 | ★大きくなる前に駆除する。 ★オルトラン水和剤やスミチオン乳剤など
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  | 白絹病 |  | 株元に白い菌糸が発生し、根等が腐って枯れてしまいます。 | ★PCNB剤、ペンタゲン水和剤など | 
   
  | ネマトーダ(センチュウ) | 1年中 | 根っこにコブを作ったり、根を腐らせたりするセンチュウ。 | ★マリーゴールドにはつかないので、近くにマリーゴールドを植えると予防できる ★土等、清潔なものを使う。
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  | カイガラムシ | 1年中 | 種類が非常に多い。 白い粉のようなものから、堅い殻を持つものまでさまざま。
 枝や葉っぱに主につき、被害にあると、その部分が黄色くなったりして、生育が悪くなる。
 | ★スプラサイド乳剤、スミチオン乳剤、冬場は、マシン油など有効 ★定期的にオルトラン粒剤で、予防可能
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  | ナメクジ | 1年中 | 夜間に花や若い葉っぱなどを食害する。 | ★ナメクジ剤 | 
   
  | 軟弱病 | 1年中 | 高温多湿時に発生しやすい。 細菌が原因で発生し、根元が変色して腐ったように軟化していき、悪臭を放ちます。
 傷ついた部分から感染していきます。
 | ★水はけをよくする。 ★被害が大きい場合は、周りの土から除去する。
 ★銅水和剤などで予防
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  | カミキリムシ | 秋〜冬 | 幼虫時、テッポウムシともよばれている。 樹皮や幹の根元部分を食害し、枯れたり、生育が悪くなったりする。オガクズみたいなものが株元にあったり、糞があたりする。
 
 | ★マラソン、スミチオン乳剤など | 
   
  | アメリカシロヒトリ | 5〜9月頃 | 葉っぱを食害する。糸を張り巣のようなものを作ってしまう。 | ★デプレックス乳剤など | 
   
  | さび病(赤星病・黒星病) 
 | 3〜9月頃 | 葉っぱに胞子等により多数の斑を生じさせる。胞子の色により名前が違う。主に鉄さび色の胞子で、葉っぱが枯れてしまったりする。 | ★石灰硫黄合剤、ダイセン水和剤など | 
   
  | もち病 | 5〜6月頃 | 花芽や若い葉っぱなどに発生し、葉っぱの一分がふくらんだり、葉っぱ全体が膨らんだりしてしまう。(ふくらんでしまわないものもある)やがて、葉っぱに白い粉を生じる。 | ★ベンレート水和剤、石灰硫黄合剤など 
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  | てんぐす病 |  | 幹や枝から多数の小枝が出てしまう。 | ★発見次第、枝等を除去 | 
   
  | すす病 | 1年中 | 葉っぱの表面等に黒いすす(カビ)がつく。 アブラムシやカイガラムシの分泌液により繁殖する。
 樹木自体は枯れない
 | ★風通しの良い場所へ置く ★アブラムシ・カイガラムシを除去する
 ★カルホス乳剤、石灰硫黄合剤など
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  | アオムシ |  | モンシロチョウの幼虫です。 葉っぱなどを食害する。
 | ★オルトラン粒剤やスミチオン乳剤など | 
   
  | 炭そ病 | 春〜秋頃 | 葉や枝、果実等に被害がある。胞子によるもので、円形の斑状で、葉肉の厚いものによくみられ、へこんだりすることもある。 | ★マンネブダイセン、ベンレート水和剤など | 
   
  | チャドクカ | 初夏頃 | 葉っぱの表面を食害するため、葉っぱの表面が透き通って見えたりする。 ※毒を持っているので、注意が必要。
 | ★ダイアジノン乳剤など | 
   
  | 葉枯れ病(褐点(斑)病) | 5〜10月頃 | 葉が黒くなって枯れてしまう。葉っぱだけに発生し、小さい黒斑点(暗緑色のすす状のカビ)を多数生じたりする。日当たりが悪いとなったりする。 | ★マンネブダイセン水和剤、モンセレンなど | 
   
  | シンクイムシ | 5〜10月頃 | 種類が多いです。 木、幹の表面を残したまま、幹の中をボロボロにします。よって、表皮をさわってみるとフカフカしてしまいます。種類によっては、新芽部分を食べたりもします。非常に小さく、樹木の幹の中にいたりしますので見つけにくいという特徴があります。 | ★オルトラン粒剤やスミチオン乳剤などで防除 | 
   
  | 立ち枯れ病 |  | 発芽したばかりの幼植物の根部が腐って枯れてしまう。 | ★水はけをよくする。 ★ダコニールやマンネブダイセン水和剤など
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