新築や、改築後の建物のほか、都心等の近代的ビルのオフィスなどに入ると、目がチカチカしたり、喉や頭が痛くなったり、疲労感を感じたり、アレルギー症状や吐き気、湿疹、不安感などの症状を訴える人々が増えてきています。このことを一般的に、『シックハウス症候群 』と呼ばれています。
●要因として、建物やビルが気密化し、その中での空気汚染なども一因として考えられています。
この症候群を引き起こす多用される建材や塗料などから出る有害素材と高い毒性の及ぼす影響が社会問題にもなってきています。

まさに気密性の高い無機質な建築物のより空気の流通等ができにくくなりそのような要因等で引き起こされる現代病の典型ともいえるようです。
アトピーなどの発生要因のひとつにも上げられるかもしれません。
このような症状はますます増えていくと考えられており、また、この要因のひとつに人間の精神的なものも左右しているため、これといった特効薬などもこの『シックハウス症候群
』にはないようです。また、基本的に観葉植物が、直接的にこのシックハウス症候群に効くという実験データ等は、これといっていないようです。
しかしながらこの
★ シックハウス症候群のひとつの要因でもある空気汚染を浄化する働きが観葉植物にはあるという実験データが出ています。また、観葉植物の緑により、目の疲れをいやしてくれたり、地上と隔絶された空間において、生きた植物である観葉植物と共存することによる安心感などの定性的見解等を考えても一服の良薬になることは間違いないといわれています。
また、★植物のあるオフィスにおいては、疲労回復時間が60%早く、持続力が150%増加するとのデータも出ているようです。
近年の新築や、改築後の建物のほか機密性が高く、無機質な建物やビル内で使用された新建材や塗料(壁紙塗料)などから出る有害物質(ベンゼン、フォルムアルデヒド、トリクロロエチレン)などの揮発性物質による空気汚染により引き起こされる『シックハウス症候群 』が一部、社会問題になっております。
これらの物質は発がん性物質のひとつにも数えられており、人々の健康に及ぼす影響が懸念されています。
観葉植物の根圏土壌中に生息する各種バクテリアの働きにより汚染物質が、分解・ろ過されてしまうということがアメリカ航空宇宙局(NASA)の研究結果でわかり、その後、最近ではいろいろ研究も進み、観葉植物が空気を浄化するという実験データが大学等からも出てきております。
研究結果として、観葉植物の種類によっても異なりますが、ベンゼン、トリクロロエチレン、ホルムアルデヒドといろんな観葉植物をある密封された容器に一緒に入れ注入時と24時間経過後の状況を実験した結果
★ベンゼン・・・約50〜90%
★トリクロロエチレン・・・約10〜25%
★ホルムアルデヒド・・・約50〜70%
内外、除去されたという結果になっているようです。

またある実験結果によると、ホルムアルデヒドの除去率が、観葉植物によりWHO(世界保健機関)から出されている規制値0.08ppm以下におおよそ保つことができるという研究結果も出ているそうで、この研究結果よりわかることは、
★空気清浄機より優れた有害物質を除去できる効果が観葉植物にある
ということのようです。( 参考図書:室内緑化デザイン 他 )
おおよその設置の目安ですが、 6畳1間のお部屋で
★大きめの観葉植物で1鉢
★小さめな鉢植えを5鉢程度
が目安のようです。
大きめの観葉植物(土物)が今、ブームです。
観葉植物を室内やオフィスに飾ろう!!
観葉植物やグリーン・緑の持つ安らぎ感や潤い感が、心をなごませ、精神を安定させてくれ、人間が本来持っているとされている自然治癒力を高めてくれ癒しの効果が生まれます。
・観葉植物や緑を室内やオフィスなどに飾ることにより、湿度調整作用を促してくれます。植物が行う蒸散作用により、室内の湿度を、快適な状態に保ってくれます。乾燥している状態のときは、湿度をおぎない、湿度が高い状態の場合は、蒸散される水分の量が減りますので、快適な湿度になります。