ガーデニングの花道 Vol.19｜観葉植物 ガーデニング

　『そうですね。植物は管理が行き届いていきますと、生長してきますので、バランスが悪くなったり、古い葉っぱが変色してきたりといろいろと問題になってきます。こんな時は、剪定を行って、樹形を整えます。』

　　『自然環境とは違って、鉢植えのうえ、限られたスペースで生活している観葉植物には、ある程度生長していきますと、剪定は必要となってきます。また、剪定を行って樹形が整いますとインテリア性もアップしますから植物にも、花子さんにもとても良いことなんですよ。』

（パキラ）→こちら

花子　「そうだったの。パキラの剪定ってどのようにやるのかしら？」

　　『まずは、状態の観察を致します。花子さんの場合は、5本出ている芽の内3本が幹から80センチ伸びてますから、この3本を10センチ残して剪定します。残り2本は20センチ程度の芽ですから、このまま残しておきましょう。』

（パキラの剪定をしてみよう！）→こちら
（パキラ物語）→こちら

花子「3本の芽をそんなに切ってしますと、葉っぱが無くなってしまうわ。かろうじて1、2枚残るのもあるけれど・・・大丈夫なの？」

『剪定を行った芽の根元から、新しい芽が出て来るから大丈夫です。パキラも生長する為には光合成により栄養をつくらないといけないので、慌てて芽を出そうとするんですよ。古くて、カッコの悪い芽や葉っぱが残っていると、その葉っぱなどが栄養をつくりますから、わざわざ新しい芽をつくる必要がなくなり、あまり急いで作ろうとしないんです。不思議ですね。』

「パキラだけでなく、”クワズイモがオバケみたいにボリュームがありすぎてちょっと・・・”
なんてゆう場合も思い切って、カットします。この時期であれば、丸坊主にして新芽を楽しむ なんてゆう手もあります。花子さんには前回の復習になりますが、古い土を落とし、新鮮な土へ植え替えるとなお良いですよ。」

（クワズイモ物語）→こちら
（観葉植物の土）→こちら

花子「自然界の七不思議ってところね。では、ざっくりと・・・・・」

　　『剪定を行った後は、肥料を与えてあげましょう。そう致しますと、新しい芽を出す為の栄養を吸収して、早く回復してくれますよ。ちなみに、残した芽は、新芽が成長してくる来年あたりに剪定してくださいね。』

花子「少し寂しくなった感じだけれど、美容室に行った後みたいにさっぱりしたわ。私もなんだか気になっていたのが、すっきりしたわ。ありがと、ブルスケ。」

花子　「あ！肥料がないわ・・・」

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