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黒法師の花後は枯れてしまいますか?

つぼみのついてる枝1本だけ切ったら、他の枝は助かるのでしょうか?

10年以上育ててる多肉の黒法師に初めてつぼみができました。うれしいのですが枯れてしまうと言われました。本当ですか?こんなに寒いのに花は咲くのでしょうか?花の咲くところをみたいのですが・・・。つぼみのついてる枝1本だけ切ったら、他の枝は助かるのでしょうか?また植え替えしたいと思っていますが、時期は冬でかまいませんか?教えてください。

投稿者 ばんざいうさぎさん 投稿日時: 2013-12-16 14:48

開花後株全体が枯れるのは本当です。アエオニウム類のほとんどがこの性質を持っていますし、別種ですが日本のツメレンゲなど他の多肉植物でも花が咲かなければ何年も生きているのに開花後に株が枯れる性質の物はあります。

蕾が付いてしまった株は、花の付いた部分だけを切れば助かるとは限りませんので(単純に咲いた後に枯れるというよりも、蕾が出来る事で枯れる条件が揃ってしまい、種子が出来る頃にちょうど枯れるのかもしれません)蕾付きの部分を切り離すのをお試しになっても良いのですがその方法で元々の株が生き残るという保証はありません。ただ、まだ花の咲いていない枝の方であれば切り離して挿し新たな株にすることで助かるかもしれません(通常の増殖法です)

なので、もし枝が数本以上出ている株なら2~3本枝を切り離して土に挿し次世代の子株として育て、蕾が付いた枝も切り離して親株の様子を見てみてはいかがでしょう?うまくいけば大きな親株が生き残るかもしれませんし、切った付近の茎から複数の芽が出て来て適宜間引き伸ばせば新しい枝が生えてきます。

親株が残念ながら枯れてしまっても蕾の付いていず切って挿しておいた方は生き残るかもしれません。こちらも蕾の時点で切った経験が無いので確実に生き残るとの保証は出来ませんが(通常は蕾が無い時期に切るので)何もしないでただ見ているよりはマシです。

この種は結構暖かい国自生の植物です。生育期は今時期ですが温度が低すぎると根が順調に出てくれるかどうかは解りません(水は少し控えた方が根が出易いです)、途中多少葉が落ちても茎が元気そうなら生育は持ち直します。

植え替えの方も一応今時期出来ますが、厳冬期には屋外では弱りますので屋内の寒過ぎない暑すぎない程度の環境で根が落ち着くまで管理するのが良いでしょうね。(本来なら可能な期間の始めか最後の方が良いのかも?当方北海道なので、本州での植え替え適期が良く理解できていません) うまくいけば開花後種子が出来るそうですが蒔いて発芽させある程度の大きさまで育てるのに手間暇がかかります。それにこれだと元株は確実に枯れてしまいますしね・・・。

枝の方が生き残れると良いのですが、もしも最悪全滅してしまいまた栽培なされたいなら、新たに一本植え状態の若い株(苗など)を入手する事になります。(すでに仕立ててあったりかなり大きめの株は入手後間もなく開花する可能性ありお勧めしない) もし一本仕立ての新しい株を入手した場合には、早いうちに天芽を摘んだり頭を切る(胴切り処理)などして脇芽を出させ多頭仕立て(踊り葉ボタンみたいな仕立て)にした時に、取った余分な芽も土に挿して育てていき、そちらの方を上方で枝分かれさせる仕立てなどにして元の株が枯れた時の保険とし1~2株一緒に育てるなど、常時複数株を育てておくと良いですよ。

投稿者 ろみたんさん 投稿日時: 2013-12-16 23:01

ばんざいうさぎ様、詳しく教えてくださってありがとうございました。蕾の枝だけを切っても、親株は助かるとは限りませんもんね。おっしゃるように、2,3本挿し木して確実に残し、蕾の枝も切って挿してみようと思います。うまくいけば開花するかもしれないし・・・。

せっかく大きく育った親株が残るよう見守りたいと思います。ここ大阪では、1年中外で栽培できていますが、念のため最初は屋内で管理してみます。今までも、もう少し暖かい時期に挿し木はしていて何本か育てているので、保険株はもっています。なので、一度チャレンジしてみます。背中をおしていただき、ありがとうございます。