観葉植物 育て方 Q&A

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樹木の盆栽をハイドロカルチャーで|育て方 Q&A


カエデ

※写真は、カエデ

育て方 Q&A

樹木の盆栽をハイドロカルチャーで 投稿者:hori 投稿日:2017/02/15(Wed) 09:40

現在、樹木(ミズナラ、ナナカマド、イチイ、イタヤカエデなど)を種子から育て上げようと考えています。室内で育てるスペースの都合上、盆栽仕立てにして小型に仕立てあげようと考えています。底穴が無い鉢の方がいろいろと都合がいい(より小型の鉢の種類が多い、置く場所を問わない)ので、ハイドロカルチャーで育てようと考えています。

この場合、そもそも樹木の盆栽はハイドロカルチャーで可能でしょうか?また、花卉とは異なる特に注意しなければならないことはなんでしょうか?また、可能なら吸水性ゲルによる半透明のハイドロボールかカラーゼオライトを使おうと考えています。それに関して注意しなければならないことがあったら教えてください。
よろしくお願いします。


Re: 樹木の盆栽をハイドロカルチャーで 投稿者:ふら 投稿日:2017/02/15(Wed) 12:54

残念ですが、そもそもミズナラ、ナナカマド、イチイ、イタヤカエデなどを周年、室内栽培するのは(不可能ではありませんが)かなり難しいでしょう。これらの植物を栽培する場合は、普通の鉢を用いて屋外栽培するようにしましょう。

その理由を以下に述べます。すべて温帯(または亜寒帯)産の樹木なので、冬の寒さを経験させる必要があります。温度変化が少ない室内だとしばらくは生育しますが、少しずつ衰弱してしまうでしょう。また日光を好む植物が多いので、室内ではどうしても日照不足になります。

従って、ハイドロカルチャーにした場合も当然、屋外栽培する必要があります。ハイドロカルチャーは容器の底に少量の水を貯めて給水するものなので、屋外では冬季、この水が凍結して植物にダメージを与えるでしょう。停滞水があまり残らない普通の鉢植えとは異なります。

またこれらの樹木の根は細かいものが多く、ハイドロカルチャー用の植え込み材料では根がしっかりと張れない可能性もあります。
吸水性ゲルは特に、一部の丈夫な観葉植物以外では長期維持は困難です。

以上の理由で、候補に挙げた植物を室内栽培することは困難で、またハイドロカルチャー仕立てで屋外栽培することも難しいということになります。簡単にできるのであれば、とっくに商品化されているはずです。

日本にも自生している樹木で、ハイドロカルチャーとして商品化されているのはせいぜい、シマトネリコやナギくらいでしょうか。
これらは温度変化が少ない環境を好み、また日照不足にもある程度耐える性質があるからです。


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